2016年4月12日

ヒト型iPS細胞から生成した膵臓の細胞で、移植したサルの血糖値を下げることに成功した

ヒトiPSから膵臓細胞、血糖値低下 サルに移植:朝日新聞デジタル(朝日デジタル)
ヒトのiPS細胞から作った膵臓(すいぞう)の細胞をサルに移植し、血糖値を下げることに成功したと、東京大分子細胞生物学研究所などのチームが、大阪市で開かれている日本再生医療学会で発表した。ヒトiPS細胞を使ってサルの血糖値を正常に戻したのは世界で初めてという。

マーモセットは事前に膵臓の一部を切除されるなどし、うまくインスリンが分泌されない「1型糖尿病」に近い状態になっていたが、移植後には血糖値が正常な値まで下がったという。マーモセットの血液中からは、ヒト由来のインスリンも確認できた。
1型糖尿病の治療法につながる可能性もある。

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